がん保険はほんとうに必要?

  1. 二人に一人ががんにかかる時代

    今年9月14日、「がんと診断される人が3年連続で100万人を超える」と国立がん研究センターが発表しました。二人に一人ががんにかかる時代と言われていて、心配する人が多くなっています。特に60歳を超えると急にがんにかかる人が増えてくるというデータもあります。若いときはあまり心配していなかった人も60歳を超えると心配になってきます。

  2. がん治療にかかる費用

    がんの治療費用は、とんでもない高額を想像している人がいますが、意外にそれほど高額ではなかったと実感している経験者も多いのではないでしょうか?

    なぜなら国民健康保険など公的医療保険に高額療養費の制度があり、自己負担が一定額を超えた場合はその金額以上の負担は必要ないということになっているからです。
    仮に100万円の医療費がかかっても70歳以上の年金生活者であれば、自己負担は数万円で済んでしまうのです。つまり、がんを恐れてがん保険に加入しなくても済んでしまいそうな費用です。保険でなく、貯金で何とかなる負担です。
    しかし、公的医療保険の高額療養費の制度も差額ベッド代や先進医療には適用されず、全額自己負担になります。先進医療にかかる費用で最も高額ながん治療を紹介します。

      平均入院期間(日) 年間実施件数(件) 技術料平均(円)
    重粒子線治療 7.0 1,558 3,149,172
    陽子線治療 12.6 2,319 2,765,086

    (厚生労働省「先進医療の実施報告(平成28年7月1日~平成29年6月30日)」)

    がんと診断される人が年間100万人いる中で、300万円前後の治療を受ける人はわずか4,000人弱なのです。

  3. がん保険はほんとうに必要?



    がん治療にかかる費用を心配して民間の医療保険・がん保険に加入する人は、81.3%にもなります(保険FPS研究所「平成26年サラリーマン世帯生活意識調査」)。
    しかし、公的医療保険の高額療養費の制度があれば、自己負担額は意外と安く、民間の医療保険・がん保険に加入していなくても大丈夫かもしれません。保険に加入しなくても、300万円の貯金があれば何とかなります。
    無駄な保険を見直して、旅行費用などにあててみてはいかがでしょうか?